住宅ローンの変動金利はいつ更新される?
住宅ローンの変動金利型は、借入期間中全期間に渡って、絶えず金利の見直しを受ける商品です。以前にも紹介しましたが、変動金利は「短期プライムレート」という指標に左右されます。
現在では長期間固定の金利が適用される長期固定金利に比べて金利が低くなっています。そのため、変動金利型の商品を採用すれば、月々の返済額が小さくなるので、住宅取得者にも借りやすい環境となっています。
しかしながら、目先の月々返済額ばかりに目が行ってしまうと、結果的には失敗する可能性もありますので注意が必要です。
というのも、変動金利型の商品の金利は半年毎に見直されるからです。将来、何十年もの間、低金利が続くという保証はありませんので、急な金利上昇に対応可能であることが必須条件です。
また、一般的な金利変動型の商品は、金利が見直されても月々の返済額は5年間変わりません。仮に急な金利上昇が発生した場合、月々の返済額が変わらないため、「未払利息」が発生する可能性もあります。
ですので、長期スパンで金利上昇にも対応できるような住宅ローンを組むように心がけましょう。
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