住宅ローンの借り換え
住宅ローンの借り換えの目的は、総支払額の軽減と月々の返済額の低減です。まずは、借り換えを検討するに値する条件を列挙したいと思います。
1.今のローンとの金利差が1.0%以上ある。
2.借入残高が1000万円以上ある。
3.返済期間が10年以上残っている。
このような場合は、借り換えを検討してもいいと思います。
何故ならば、借り換えにも抵当権設定登記や手数料、保証料等の
「諸経費」が必ず必要になるからです。当然、残り期間が極端に短い場合や、
住宅ローン残高が少ない場合、金利の差が小さい場合は、
この「諸経費」を払ってまで借り換えをするメリットがありません。
ですので、下記のような試算を各金融機関で行ってもらい、必ず確認しましょう。
借り換え諸経費<借り換えの返済低減額
借り換え後の総返済額<借り換え前の総返済額
また、借り換えと繰り上げ返済とどちらが有効かを調べること
も忘れないようにしましょう!
残存期間20年、現在の適用金利3.2%、住宅ローン残高:2000万円
繰り上げ返済:繰り上げ返済額:200万円
住宅ローンの借り換え:借り換え後の金利2.9%、元金返済額153万円、借り換え保証料47万円
月々返済額 | |
繰り上げ返済後 | 101,639円 |
借り換え後 | 101,512円 |
この例では、わずか0.3%の金利差でも、繰り上げ返済より、借り換えを実施す方が得ということになります。現在、金利の高い住宅ローンを組まれている方は、是非とも借り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
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