固定金利と変動金利
ここでは、住宅ローンを代表する2大金利形式、「固定金利」と「変動金利」の説明をします。
<固定金利型>
借入当初の金利がずっと続くタイプの商品。
【メリット】
・借入当初の金利が続き、金利変動によるリスクが回避できる
・金利が増減しないので、返済計画が立てやすい。
【デメリット】
・将来的に金利が下がれば、変動金利の方が有利。
<変動金利型>
金融情勢によって返済金利が変わるタイプです。
金利の見直しは半年毎、返済額は5年に一度変更になる。
【メリット】
・低金利下では、返済額は固定金利より安くなる。
【デメリット】
・将来的に金利が上がった時に、返済額が増える。
・金利が増減するので、返済計画が立てにくい。
尚、変動金利の参考レートとして見ておきたいのが
短期プライムレート(日本銀行)です。
これは、景気や金利の状況を加味して日銀が
発表している指標ですので、欠かさずチェックしましょう。
短期プライムレート:1.7% (2009年10月現在)
======= シュミレーション例 =======
借入金額:3000万円、借入期間:35年
A:35年固定金利2.72%
B:変動金利1.675%、全期間金利優遇:0.7%、金利が5年毎に0.5%づつ上昇したと仮定。
当初月々返済額 | 31~35年目の 月々返済額 |
総返済額 | |
A:35年固定金利 | 110,819円 | 110,819円 | 4654万円 |
B:変動金利 | 94,449円 | 107,891円 | 4136万円 |
« 【前の記事を読む】 今後必要になる税金 【次の記事を読む】 団体信用生命保険料 »